三菱ケミカルホールディングスTHE KAITEKI COMPANY

事業領域

三菱ケミカルホールディングスグループは、「機能商品」「素材」「ヘルスケア」の3分野で事業を展開しています。

3分野4セグメントの構成

機能商品分野の事業内容

グループの幅広い製品・技術を活かし、差異化、高機能化を図り、ソリューションの提供を通じて、各々の市場のトップ製品を拡大し、持続可能な社会の実現に貢献します。

機能商品セグメント
  • 機能部材…情電・ディスプレイ、高機能フィルム、環境・生活ソリューション、高機能成形材料
  • 機能化学…高機能ポリマー、高機能化学、新エネルギー

情電・ディスプレイ

光学フィルム

光学フィルム

透明性、機械的特性、耐熱性などのバランスに優れた二軸延伸ポリエステルフィルム。タッチパネルディスプレイの視認性を向上させる光学用透明粘着シート、小型から大型液晶用バックライトの輝度向上に貢献するポリオレフィン系高反射シートなど、グローバルに拡大する市場と高度化するニーズに迅速に対応し、ディスプレイの進化を支えています。

情報電子材料

情報電子材料

ディスプレイ・半導体・LED向けの各種材料や、半導体・フラットパネルディスプレイ製造装置部材の精密洗浄、光ディスクなどの記録材料、コピー機・プリンター機器部材など、幅広い事業をグローバルに展開。お客様のニーズに合った新たな価値を生み出す製品やサービスの開発・販売に注力しています。

アセチル

アセチル

日本合成化学工業の中核事業であるアセチルチェーンの強みを活かして、酢酸ビニルモノマー各種誘導品を製造・販売。液晶表示に不可欠な偏光板向けのポリビニルアルコールフィルム(OPLフィルム)をはじめ、多機能水溶性樹脂や成形加工性と生分解性を両立する高機能新素材など次世代用途材料を手がけています。

高機能フィルム

高機能フィルム

高分子材料設計、成形加工、表面処理、複合化などの各技術を最適に組み合わせることで、バリア性、耐候性、透湿性、易開封性など、さまざまな「機能」を付加した製品を生み出しています。その用途は、食品包装をはじめ、医薬品包装、電子部品、自動車、建材など私たちの身近なところで使われています。多様化するニーズに応える最適なソリューションを実現する技術開発力は、世界中のお客様から信頼され、高い評価をいただいています。

環境・生活ソリューション

アクア・ソリューション

アクア・ソリューション

水処理用の薬品、ろ過膜、イオン交換樹脂といった材料の販売から装置の設計・販売、プロセス構築などを通じ、ユーザーニーズに応じた適切なソリューションを提供。事業間シナジーの加速により、飲料水から下排水までの水処理をトータルに手がけ、世界の水問題の解決をめざしています。

分離精製ソリューション

分離精製ソリューション

長年培ってきた分離精製技術を活かし、医薬品、化学品、食品など、幅広い分野における精製プロセスシステムを提供。また、非加熱での脱水濃縮を可能にした食品用脱水濃縮ゼオライト膜や、低温領域でも水分を吸湿・再生できる合成ゼオライトなど、新商品の開発にも力を入れ、さまざまな分離ソリューションをご提案します。

アグリビジネス

アグリビジネス

農業ハウス用として耐久性能に優れる高機能フィルムなどの農業資材や、植物工場を手がけています。植物工場は、自然環境の影響を抑え、1年を通じて安定的に高品質な野菜を栽培できるシステムです。当グループは、完全人工光型と太陽光利用型の2タイプの植物工場を取り扱い、設計から施工、栽培指導までサポートします。

インフラ資材

インフラ資材

快適な住環境を創造する設備機器・配管資材、さまざまな産業を支える高機能物流資材や各種粘着テープ、災害から国土を守る土木資材、橋梁・道路などの長寿命化を支える補修補強材、スポーツインフラの整備に貢献する人工芝など、幅広い製品を提供することで社会・環境課題の解決に寄与し、持続可能な社会の実現に貢献します。

高機能成形材料

高機能エンジニアリングプラスチック

高機能エンジニアリングプラスチック

三菱ケミカルグループのクオドラントは、世界21ヵ国に拠点を有し、エンジニアリングプラスチック素材のグローバルリーダーとして、産業機械、自動車、航空機、医療など幅広い分野で事業を展開。デザイン設計、材料の選定、試作品の製作・評価、量産にいたるまでお客様の製品開発をフルサポートします。

繊維

繊維

アクリル繊維、アセテート繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維を中心に、独自のポリマー設計・紡糸技術を活かし、吸湿発熱、光吸収発熱、制電、吸水、速乾などの機能を実感できる素材を開発。その用途は、レディスウェアやインナー、スポーツウェア、寝装分野、インテリア、産業資材など多岐にわたります。

炭素繊維複合材料

炭素繊維複合材料

PAN系及びピッチ系炭素繊維と、それを基材とした中間材料や成形加工品にいたる一貫した世界屈指のプロダクトチェーンを実現。スポーツ用品、産業資材、航空機、自動車、環境分野などに幅広く展開し、特に自動車、風力発電、圧力容器の分野に注力しています。また、自社ブランドのゴルフシャフトを製造しています。

機能成形複合材

機能成形複合材

樹脂・金属などの材料設計技術や、さまざまな形状に成形加工する技術、各種材料を複合化する技術、高機能化・高意匠化技術など、これまで培ってきた多様な技術を活かし、内外装用アルミ樹脂複合板や樹脂フィルム積層鋼板、住宅資材、建材用ウレタンシステム、間仕切、射出成形品、各種プレート製品など、多彩な製品を提供しています。

アルミナ繊維・軽金属

アルミナ繊維・軽金属

独自技術で製造されたアルミナ繊維は、断熱性、耐熱性、耐風食性、クッション性に優れ、自動車の排ガス浄化装置の保護クッション材や、製鉄所などの加熱炉の断熱材として採用されています。また、軽金属は、アルミ製錬で培ったノウハウを活かし、アルミ合金の鋳造から加工製品の製造・販売まで一貫して手がけています。

高機能ポリマー

機能性樹脂

機能性樹脂

汎用樹脂にさまざまな副原料を混練・反応させることで、用途に合った機能・特性を実現する機能性樹脂は、幅広い分野でお客様のニーズに応じた製品を提供するとともに、「新技術・新製品の拡充」と「世界各地の多様な需要の獲得」の2つを成長戦略に掲げ、積極的なM&Aと自社技術のブラッシュアップを推進しています。

エンジニアリングポリマーズ

エンジニアリングポリマーズ

自動車、電気・電子をはじめ幅広い分野で用途が拡大しているポリカーボネートやポリブチレンテレフタレート(PBT)など、さまざまなエンジニアリングプラスチックスを提供。独自の製造プロセス技術とポリマー設計技術、コンパウンド技術を融合し、アジアトップクラスのシェアでグローバルに事業を展開しています。

サステイナブルリソース

サステイナブルリソース

地球環境に配慮した植物由来ポリマーを展開しており、生分解性が特徴のポリブチレンサクシネート(PBS)は、食品容器・包材などの分野で活用。バイオエンプラは、耐衝撃性、耐熱性、耐候性、透明性に優れ、光学関連部材や外装、自動車内外装などに使われています。塗装なしで光沢が出せるため、揮発性有機化合物の排出の低減にも貢献します。

高機能化学

機能化学品

機能化学品

アクリル系ポリマーを中心にコーティング用材料及び塗料を取り扱っています。グローバルなサポート体制の下、お客様のニーズにきめ細かく対応し、高度な合成、配合及び評価技術に基づき、塗料、インク、粘接着剤、化粧品基材、レジスト材などの分野で、環境対応も強く意識し付加価値を提供しています。

機能材料

機能材料

エポキシ、アクリルをベースとした有機化学からケイ素材料を中心とした無機化学まで、幅広い技術プラットフォームを活用し、独自の素材と技術を組み合わせることで、土木・建築、自動車、情報電子分野などの多様なニーズに対応した製品を提供しています。また高付加価値製品を開発し、さまざまな分野の技術革新にも貢献します。

食品機能材

食品機能材

世界トップシェアのシュガーエステルに代表される乳化剤、ビタミンE、日持ち向上剤、発酵製品(乳酸菌、酵素剤、糖類)、増粘多糖類、天然色素などの製品群で、食品をはじめ医薬品、化粧品まで幅広い領域で事業を展開。「安全・安心」「おいしさと健康」をキーワードに、さまざまな付加価値とソリューションを提供する技術力と品質保証で世界の食に貢献します。

新エネルギー

リチウムイオン電池材料

リチウムイオン電池材料

リチウムイオン電池の主要材料である電解液と負極材を提供。高度化するお客様のニーズに対し、材料開発から安全性評価にいたるまでの総合的な高い技術力とグローバルな供給ネットワークで応え、電気自動車、プラグインハイブリッド車、ハイブリッド車の主要車種に搭載する電池に採用されています。

新エネルギー材料

新エネルギー材料

窒化ガリウム(GaN)基板は高性能LED照明やレーザー用途に採用され、蛍光体はLED照明やディスプレイ用途で幅広く採用されています。また、有機薄膜太陽電池(OPV:Organic Photovoltaics)は、フィルムへの塗布により、薄くて軽い特性をもつとともに、太陽電池を意識させない色調、シースルー性などの意匠に優れています。

素材分野の事業内容

素材分野の製品や技術は、さまざまな産業や社会を支えており、非枯渇資源を含めた原料多様化を進めつつ、
常に時代のニーズに合わせた体制で事業を展開しています。

ケミカルズセグメント
  • MMA…MMA
  • 石化…石化
  • 炭素…炭素

MMA

MMA

MMAと、それを原料とするアクリル樹脂(PMMA)、MMAの原料を生成するアクリロニトリル(AN)を一貫したチェーンで展開。MMAは、原料の異なる主要3製法※を保有し、コスト優位性に優れた供給体制をグローバルに構築し、世界トップシェアを誇ります。また、MMAを主体とする製品として、アクリル樹脂成形材料やアクリル樹脂板などを、自動車や家電、光学製品、看板など、幅広い分野に供給しています。
※ACH法、C4直酸法、新エチレン法(アルファ法)

石化

石化基盤

石化基盤

三菱ケミカルは鹿島と水島※にエチレンプラントを有し、各誘導品プラント及びコンビナート内外のお客様に対して、エチレン・プロピレンなどのオレフィンと、ベンゼン・トルエンなどのアロマを供給しています。また、全事業所における電気、蒸気、ガスなどのユーティリティー供給も行っています。
※水島のエチレンプラントは、旭化成・三菱ケミカル折半出資の三菱ケミカル旭化成エチレンが保有しています。

ポリオレフィン

ポリオレフィン

ポリオレフィン(ポリエチレン及びポリプロピレン)事業は、独自触媒技術やプロセス技術をベースに、自動車、電線、医療、食品など多岐にわたる分野で、高品質・高機能の製品ラインナップを提供。また海外でも、自動車向け分野をはじめ成長するグローバル市場を取り込みながら事業を拡大し、高機能材料のグローバルサプライヤーの一角を担っています。

基礎化学品

基礎化学品

エチレン系誘導品として酸化エチレンやエチレングリコール、プロピレン系誘導品としてアクリル酸エステルやオクタノール、C4系誘導品として1,4-ブタンジオールやGBL、NMP、そしてパラキシレンを原料としたテレフタル酸などを取り扱っています。

炭素

炭素

コークスは国内外の鉄鋼産業を支えており、コークス製造プロセスから生成するタールからもさまざまな製品が生み出されています。また、カーボンブラックは、タイヤや印刷用インク、樹脂着色など、私たちの身の回りで利用されている素材です。

産業ガスセグメント
  • 産業ガス…産業ガス

産業ガス

産業ガス

大陽日酸は酸素、窒素、アルゴンを中心とする産業ガス市場において日本国内トップの40%のシェアを有するとともに、北米、アジア・オセアニアを主要市場としながら海外の事業エリアを拡大しています。

産業ガス

独自のガステクノロジーを用い、鉄鋼、化学、エレクトロニクス、自動車、建設、造船、食品など幅広い分野に産業ガスを安定供給。また、応用機器の開発・製造に加え、水素ステーションの開発にも積極的に取り組んでいます。

エレクトロニクス

窒素をはじめ、さまざまな材料ガスをエレクトロニクス分野に安定供給。また、小型窒素製造装置、MOCVD装置、排ガス処理装置なども供給し、トータル・ソリューションを提供しています。

プラントエンジニアリング

空気分離装置や宇宙環境試験装置、液体ヘリウム関連装置を製造し、国内だけでなく、海外においてもプラントメーカーとして高い信頼を得ています。

医療・安定同位体

医療施設で使われる合成空気や医療用ガス、在宅医療用の酸素供給機器などを供給。
研究用生物資源(バイオリソース)の凍結保存をはじめとするバイオ分野や、安定同位体(SI)などを利用した高度診断・治療分野にも取り組んでいます。

エネルギー

CO2排出量の少ないクリーン なエネルギーであるLP(液化石油)ガスを手がけ、タクシーなど商業車の燃料はもちろん、 空調機器、エアゾール噴射材料などの広範な分野に供給しています。

サーモス事業

真空断熱技術を生かしたステンレス製魔法びんなどを製造・ 販売しています。

ヘルスケア分野の事業内容

グループの総合力とネットワークを活かして医薬品、診断製品、臨床検査、健康支援サービス、創薬支援サービス、
医療原薬・中間体、製剤材料などの事業を展開しています。

ヘルスケアセグメント
  • ヘルスケア…医薬品、ライフサイエンス

医薬品

自己免疫疾患、糖尿病・腎疾患、中枢神経系疾患の薬剤をはじめ、 ワクチン、医療用麻薬など、特徴ある医療用医薬品を提供するととも に、一般用医薬品の販売を通じて、幅広い医療ニーズに対応しています。各事業プロセス(創薬、育薬、営業、生産)での取り組みを通じて価値のある医薬品を創製し、患者さんに安心して使用してもらうための 体制を構築しています。

国内では、「シンポニー」(適応症:関節リウマチ、潰瘍性大腸炎)や 「テネリア」(適応症:2型糖尿病)、「レミケード」(適応症:関節リウマ チなどの炎症性自己免疫疾患)などの主力製品を中心とする幅広い 製品群を展開しています。海外では、導出先から上市された「ジレニ ア」(適応症:多発性硬化症)や「インヴォカナ」(適応症:2型糖尿病)が大型製品に成長し、いずれも世界数十ヵ国で販売されています。
国内の事業環境が厳しさを増す中、持続的成長に向け、
①研究開発投資によりワールドワイドに展開可能な新薬を上市
②育薬・営業強化により新薬・重点品の国内売上高目標を達成
③米国事業展開の強化
(M&Aを含む戦略的投資とオープン・シェ アード・ビジネス(OSB) ※による製品ラインナップの構築)
を図っていきます。
※OSBはMCHCの登録商標です。

ライフサイエンス

「 健康・医療ICT」「次世代ヘルスケア」「創薬ソリューション」という3つのヘルスケア分野で事業を推進し、患者さんのアンメットメディカルニーズに応えるソリューションをはじめとして、健康を願う人々に多 様なソリューションを提供することで、人々が健康で生き生きと生活 できるKAITEKI社会の実現をめざしています。
また、MCHCグループ内での連携と外部とのアライアンスを推進力として事業を積極的に展開し、スピード感をもって新たな付加価値 を創造するとともに、高次元の競争力の維持を実現していきます。

健康・医療ICT

臨床検査から診断薬・診断機器、健康検診、さらには「じぶんからだクラブ」まで有機的に連動させるとともに、グループ各社と協奏しながらICTを活用した新たな健康・医療ビジネスの創出を図ります。

次世代ヘルスケア

現在の技術では根治困難な疾患に対して、再生医療をはじめとした次世代医療の提供により、アンメットメディカルニーズの解消をめざします。

創薬ソリューション

製薬関連事業(医薬原薬・医薬中間体、カプセルなど)と創薬支援事業 (非臨床試験、治験)を結集するとともに、他機関とのアライアンスにより製薬会社への高付加価値のワンストップサービスを提供します。