三菱ケミカルホールディングス

THE KAITEKI COMPANY

CTOメッセージ

グレン・フレデリクソン

事業環境の変化が一層速くなり厳しさが増すなか、イノベーションを通じて企業価値を上げ続けるために、MCHCグループは、自社技術の強化とともに、オープンイノベーションを通じた研究開発(R&D)を推進し、総合的なソリューションの提供を加速しています。前中期経営計画APTSIS 15では、創造事業の推進において技術面では一定の成果をあげましたが、早期収益化に遅れが見られたものもあり、今年始動したAPTSIS 20へ引き継ぐ課題となりました。APTSIS 20においては、グループの豊富なリソースとオープン・シェアード・ビジネス(「OSB」)をフル活用し、中期のR&Dとして定めた次世代事業を推進していきます。
2017年の三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの3社統合は、各社に蓄積された知識や能力、設備を融合し、最新のR&D組織を構築するまたとない機会となります。この新組織は昨年のコア技術マップ作成で特定した12の技術プラットフォームを基盤とし、その基盤技術を多様化、強化しつつ、事業からの短期/長期ニーズにバランスよく対応できる柔軟な組織をめざします。また、世界中の一流大学やベンチャー企業などと強固な関係を構築し、オープンイノベーションを大いに推進していきます。
APTSIS 20ではイノベーションの方向性として5つの次世代事業を定めました。グループ各社の強みを活かしたヘルスケアソリューション、バイオソリューション、ガスソリューション、新エネルギー・高機能材料の4テーマに加え、ビッグデータ・ICT利用ソリューションでは、世界水準のデータ解析、データ・ディスカバリ、最適化の各種ツールをR&Dのみならず、製造から財・サービスの供給における事業展開全般において積極的に活用していきます。
APTSIS 20の5年間とその先へ、次世代事業と統合新社のR&D構築を機会として活かし、イノベーションを創出し続けていきます。

※「OSB」とは、グループ外の組織とともに、研究開発とビジネスの両方においてコラボレーションを進め、独特のバリューチェーンを構築する、MCHC独自のフレームワークです。

2016年9月
取締役 執行役常務
グレン・フレデリクソン