三菱ケミカルホールディングス

THE KAITEKI COMPANY

分野別事業概況:機能商品分野

グループの幅広い製品・技術を活かし、差異化、高機能化を図り、ソリューションの提供を通じて、各々の市場のトップ製品を拡大し、持続可能な社会実現に貢献します。

セグメント別事業内容

エレクトロニクス・アプリケーションズ

材料設計、加工、デバイス化などの技術を駆使し、情報電子・エレクトロニクスを中心とする幅広い分野へ高付加価値製品を提供しています。

デザインド・マテリアルズ

分子設計技術や機能設計技術、さらにポリマー加工技術など、長年培ってきた確かな技術をベースに、複合材、無機化学品、樹脂加工品、フィルム製品など、さまざまな製品を展開しています。

主要事業・製品

デザインド・マテリアルズ ポリエステルフィルム・高機能フィルム 売上高約2,000億円
デザインド・マテリアルズ  炭素繊維 売上高 約600億円
デザインド・マテリアルズ エンジニアリングプラスチック 売上高 約900億円
デザインド・マテリアルズ リチウムイオン電池材料 売上高 約300億円

機会とリスク

強み 成長機会 リスク
  • グループの幅広い技術基盤や事業基盤を活かした「省エネ」「蓄エネ」などのソリューションの創出力
  • 高機能フィルムの特に各種光学用途における強いマーケットポジション
  • 高機能エンプラ素材から成形加工までの事業群における強いマーケットポジション
  • 2種類の炭素繊維のラインアップと「成形加工」まで手掛ける市場対応力
  • 市場ニーズの高度化・多様化、Green Business市場の拡大
  • グローバルの需要拡大に対応可能な事業ネットワーク(高機能フィルム、高機能エンプラ、炭素繊維)
  • 炭素繊維の需要拡大(特に自動車、風力発電、圧力容器などの産業分野)
  • 特にエレクトロニクス分野において、想定を上回る技術革新や市場環境変化の速さ
  • 高機能フィルム・高機能エンプラ・炭素繊維等における他社競合品
  • 炭素繊維において、急激な需要拡大に対応するグローバルな供給体制構築
  • 高機能フィルムにおけるFPD(フラットパネルディスプレイ)分野の短期需要・技術変動の影響、中長期の成長鈍化

2015年度 セグメント実績

APTSIS 15 Step2 レビューと今後の見通し

エレクトロニクス・アプリケーションズは創業事業の収益化の遅れにより、APTSIS 15の営業利益目標に対し△60億円となりました。 デザインド・マテリアルズは光学用途向けフィルムやエンプラ製品が大きく成長しましたが、アクアソリューション等が当初予定より伸びず、APTSIS 15の営業利益目標に対し△43億円となりました。
当セグメントを取り巻く事業環境は市場変化のスピードが早く、今後はより一層顧客ニーズを的確に捉え、ソリューションの提供を通じて、グローバル展開の加速や技術革新を進めてまいります。

成長戦略

事業ポートフォリオ(事業ユニット別)

計画数値 APTSIS 20 5カ年計画(日本基準)

APTSIS 20 アクションプラン

■ 高機能ポリマー

機能性樹脂の世界シェア拡大(売上高50%アップ)

■高機能化学

エーザイフード・ケミカル株式会社買収により食品機能材の事業を売上高1.5倍に拡大

■情電・ディスプレイ

2020年度にFPD用途向けポリエステルフィルムのシェア30%を獲得

■高機能フィルム

2020年度に海外売上高35%アップ

■環境・生活ソリューション

アクア・分離ソリューション分野において2020年度売上高1,000億円をめざす

■高機能成形材料

高機能エンジニアリングプラスチックは航空・医療分野におけるM&Aと新興国での事業拡大により2020年度に現状比20%超えの売上成長を実現

■新エネルギー

リチウムイオン電池材料は成長するターゲット市場(車載向け)において2020年度に電解液40%、負極材20%のシェアを確保

FOCUS 高機能フィルム

重点施策 高機能化商品による国内のリーダーポジションの確保とグローバル展開の加速

高機能フィルム分野ではMCHCグループの強みである高分子材料設計、成形加工、表面処理、複合化等の各技術を最適に組み合わせることで、バリア性・多孔化・多層化・光学特性等の機能を付与した高付加価値製品群を多数展開しています。それぞれの製品が食品、産業、メディカル、ディスプレイの市場において高いシェアを獲得し収益に貢献しています。
日本国内市場は人口減と共に需要の縮小が見込まれるため、今後はより安定的に収益を上げることができる、高効率な事業体制を確立する必要があります。高機能フィルム分野ではこうした事業環境の変化に対応すべく、
①より一層高機能化した商品を開発し、国内市場におけるマーケットリーダーとしてのポジションを維持・拡大
②今後も大きな成長が見込まれるASEAN市場や高機能化ニーズのある欧米市場における販売体制、生産体制の確立
③グループの協奏を最大限に活用した最適なマーケットポートフォリオの実現
を柱に、MCHCグループの新中期経営計画APTSIS 20の方針である収益力強化に取り組んでまいります。

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