三菱ケミカルホールディングスTHE KAITEKI COMPANY

分野別事業概況:ヘルスケア分野

グループの総合力とネットワークを活かして医薬品、診断製品、臨床検査、健康支援サービス、創薬支援サービス、医薬原薬・中間体、製剤材料などの事業を展開しています。

セグメント別事業内容

ヘルスケア

医薬事業を中核として、診断薬・機器、臨床検査、創薬支援など、ヘルスケア事業を総合的に展開しています。また、ICTを活用した健康医療ビジネスの拡大や再生医療ビジネスなどの新たな事業創出にも挑戦しています。
そして、疾病治療にとどまらず、できるだけ多くの人が長く健康でいられる社会の実現に向けて、事業を発展させていきます。

主要事業・製品

機会とリスク

強み 成長機会 リスク
  • シックケアからヘルスケア、ライフケアまでをカバーする広範囲な事業基盤
  • 医薬品事業における創薬力・育薬力
  • カプセル事業における強いマーケットポジション
  • 医療ニーズの多様化
  • 世界的な高齢化進展によるヘルスケア分野への需要拡大
  • 健康・医療ICTによるビッグデータ活用の潮流
  • 医療費増大抑制に応じた健康維持・重症化予防施策の奨励
  • 健康経営の推進による健診・セルフメディケーションの奨励
  • 創薬成功確率の低下や承認審査の厳格化による研究開発費の増加
  • グローバル展開の遅延
  • さまざまな医療費抑制策
  • 医薬品事業における高い長期収載品率
  • ヘルスケアビジネスにおける経済的インセンティブの欠如

2015年度 セグメント実績

APTSIS 15 Step2 レビューと今後の見通し

ヘルスケア分野は、収益基盤である国内医療用医薬品市場において、当初の想定を超えた後発医薬品使用促進策の強化による長期収載品の著しい収益力低下、また、世界最大の医薬品市場である米国において、腎疾患領域の開発品中止による事業展開の遅延などもあり、APTSIS 15の営業利益目標に対し、66億円の未達となりました。
当セグメントを取り巻く事業環境は急激に変化しており、当社グループが持続的成長をめざすため、グローバル展開を加速させるとともに、ICTを活用した健康医療ビジネスの拡大や再生医療ビジネスなどの新たな事業を展開してまいります。

成長戦略

事業ポートフォリオ(事業ユニット別)

計画数値 APTSIS 20 5カ年計画(日本基準)

APTSIS 20 アクションプラン

■ 医療用医薬品

  • 研究開発費4,000億円を投資し、ワールドワイドに展開可能な新薬の上市を実現
  • 新薬・重点品を中心とする育薬・営業強化により国内医薬品の売上高3,000億円(新薬および重点品売上高比率 75%)を達成
  • 米国において、M&Aを含む2,000億円以上の戦略投資による事業基盤の構築と「OSB」(オープン・シェアー ド・ビジネス)による製品ラインアップの構築により、持続的成長基盤を確立

※ MCHC登録商標第5585432号

■ ライフサイエンス

  • デジタル情報活用進展等を事業機会と捉え、ICTを活用した健康医療ビジネス(健康予測支援、診断支援等)の構築
  • Muse細胞を用いた再生医療製品の2019年早期承認の取得
  • カプセル事業の収益向上とグローバル展開による事業拡大

FOCUS 医薬品事業

重点施策 米国での事業展開により持続的成長基盤を構築

国内医療用医薬品を取り巻く事業環境は急激に変化しており、医薬品事業を担う田辺三菱製薬が持続的成長をめざすためには、世界最大の医薬品市場である米国における自社販売による事業基盤の早期構築および国内市場における育薬・営業強化を通じた重点品の価値最大化と重点疾患領域でのプレゼンスの向上が不可欠であります。

田辺三菱製薬は、国内で2015年6月に筋萎縮性側索硬化症(ALS)の効能追加が承認された「ラジカット」(MCI-186)について、2016年6月に局(米国FDA)へ承認申請しました。2016年度の承認、上市を最優先事項として取り組み、「MCI-186」を第一歩として、神経系疾患および稀少疾患での製品ラインアップを構築し、専門医に焦点を絞った販売体制など、必要な機能を整備します。また、米国の事業基盤拡充のためにM&Aを含め、中期経営計画16-20期間中に2,000億円以上を投資し、2020年度には米国売上高800億円を達成します。さらに、自社創薬に加え、アカデミア、ベンチャーおよび製薬企業との多様な協業形態により、製品、開発品を獲得し、米国での製品ラインアップを構築します。

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