三菱ケミカルホールディングス

THE KAITEKI COMPANY

保安防災

課題認識・基本的な考え方

三菱ケミカルホールディングスグループは、安全に製造を行うことが企業の存立の基盤であり、安全の確保は企業の社会的責任であると考えています。そのため、保安事故の未然防止と事故発生時の迅速な対応に向けた仕組みづくりに努めています。

主な活動

保安事故の未然防止

三菱ケミカルホールディングスグループの各事業所では、基本的に、保安事故を未然に防ぐため、適切な設備の保全と運転員に対する教育の充実を進め、健全な設備と正しい運転操作の担保を図っています。万が一、事故が発生してしまった場合は、要因を解析し、対策を講じ、その有効性を監査やパトロールで検証することによって、再発防止を図っています。また、その防止策を類似の設備や運転操作に水平展開し、事故の未然防止に努めています。

事故が発生した際の迅速な対応

万一保安事故が発生した場合には、社会への影響を最小限にする必要があります。そのため、三菱ケミカルホールディングスグループは、国内外の各事業拠点において、防災隊を組織し、日々訓練を行っています。また、地域への説明責任や製品の供給責任を果たすため、経営幹部へ情報を迅速に伝達するための危機管理体制を構築しています。

情報の開示

安全に関連する情報開示にあたっては、グローバルな観点で事業活動を検証し、年次レポートやWebサイトで報告しています。今後も開示項目の充実と精度の向上を進め、信頼性を高めていく方針です。

SDSによる安全情報の共有

三菱ケミカルホールディングスのグループ会社は、SDS(安全性データシート)を使用して、取り扱い物品の物性・取扱教育や安全に関わる情報の共有に取り組んでいます。特に危険化学品については、物性や物流情報(輸送ルート等)をグループ内で共有し、社外防災体制の構築を進めています。

目標・実績

目標 重大な事故は発生をゼロにする
実績 2015年度 重大事故ゼロ

重大事故の発生件数

2015年度 重大事故 ゼロ
2014年度 重大事故 ゼロ
2013年度 重大事故 ゼロ
2012年度 重大事故 ゼロ
2011年度 重大事故 ゼロ
目標 保安事故を削減する
実績 2015年度 68%削減

保安事故の削減率(ベース年度比)
削減

※ベース年度は2008、2009、2010年度のうち、最も発生の多かった年度を設定

取り組み事例

2015年度

三菱化学:安定運転への取り組み

三菱化学では、トラブルによる生産効率の低下や運転停止を回避するため、超安定運転技術(SSOT: Super StableOperation Technology)と称する技術の開発、適用に取り組んでいます。例えば加熱や冷却のために用いられる熱交換器においては、内部が汚れることによって伝熱の効率が悪化し、余計な燃料を消費することとなり、さらにそれが閉塞にまで至ると、運転を継続することが不可能となって非常に大きな損失が発生します。このような問題の解決のため、現象の認知、理解、対策の立案、実施の各ステップからなるアプローチをとり、トラブルの原因を根本から考え、仮説を立てて各種要素技術を駆使して検証し、トラブルのないプラントの構築に貢献しています。特に認知と理解のステップは重要視しており、汚れを再現する実験装置や、運転データを用いた汚れ量推定技術などの開発も行っています。このような取り組みにより、生産ロスの回避や省エネの他、運転員の非定常作業の削減や機器の開放作業に伴う残留物の大気放出の危険性の低減など、MOS指標の向上に貢献しています。

SSOTを構成する要素技術
SSOTを構成する要素技術

2014年度

三菱化学:化学品管理レベルを強化

2015年4月、三菱化学では化学物質管理のさらなる強化を図るため「化学品管理室」を発足しました。同室は、レスポンシブル・ケア活動の基盤となる製品管理責任(プロダクト・スチュワードシップ)の考え方を踏まえ、サプライチェーンを通じたリスクベースの化学品管理と積極的な安全性情報の提供に重点を置いた化学物質管理の徹底とレベル強化を図っていきます。また、世界規模で拡大している各国の新規法令の情報収集とグループへの情報発信、法令対応のための人材育成にも力を注いでいます。

MCHC化学品管理セミナー
MCHC化学品管理セミナー