三菱ケミカルホールディングスTHE KAITEKI COMPANY

CSOメッセージ

 近年、環境や社会課題の認識が進み、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の採択やパリ協定の発効など、地球全体で団結してグローバルアジェンダを解決していくという目標が共有されるようになり、それに対応する企業姿勢や企業活動への要請が高まっています。MCHCグループでは、2007年よりKAITEKIのコンセプトを掲げ、未来の社会に向けて解決すべき課題に対して、ソリューションを提供し続けることがMCHCの創り出す企業価値=KAITEKI価値であると定義し、事業を通じて人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていくことをめざしています。これは前述の国際社会の動きと、先を見据える方向は同じであり、私たちはKAITEKI価値を最大化するために、サステナビリティを追求する経営(MOS)をさらに推し進めています。

 MCHCグループは、サステナビリティの向上をめざした取り組みを着実に前へ進めていくために、MOS指標を設定しています。たとえば環境課題に対しては、環境負荷の削減や省エネルギーの推進、再生可能エネルギー利用の推進、GHG排出削減に貢献する製品群の拡充などを指標としており、引き続きこれらの目標達成に向け取り組んでまいります。また企業と組織に関連する課題については、社会からより高い信頼を得るために、事故・災害を防止して安定生産、安定供給を継続することはもちろんのこと、さまざまな課題の解決に向けてビジネスパートナーとともに取り組めるよう、コミュニケーションを通じてより深いエンゲージメントを構築してまいります。

 さらにMCHCグループは、“人”は社会と企業の持続的成長を担う原動力であるとともに、最も重要な経営資源の一つと位置付け、KAITEKI健康経営を始動いたしました。

 2017年度はDJSI Worldメンバーや日経スマートワーク経営の優良企業に選定されるなど、各分野で高い評価をいただきました。このことは、これまでの10年間に積み重ねてきた取り組みとその成果が、さまざまな課題をもつ社会に欠かすことのできないものであるとの共感を得、ご評価いただいたものと考えています。

 MCHCグループは、KAITEKIをより一層グローバルにも深化させるため、今般、企業理念をはじめとする理念体系を整備しました。加えて、人、社会、そして地球のサステナビリティへの貢献を核に、2050年を見据えた中長期ビジョン策定の検討を開始しました。この中長期ビジョンの中で、2030年のサステナビリティに関する目標と指標を明確化し、次期およびそれ以降の中期経営計画に反映させる所存です。

 今後も多くのステークホルダーと協奏しながら、企業価値を向上させるサイクル(MCHCグループの価値創造アプローチ)を加速させ、KAITEKIの実現に向けた歩みを確実に進めてまいります。

執行役常務
Chief Sustainability Officer
池川 喜洋
2018年9月(「KAITEKI レポート2018」掲載)