事業概要

私たちが向き合う社会課題と関わる事業領域

地球温暖化や資源の枯渇など、数々の社会課題が現在立ちはだかっています。KAITEKIの実現のためには、これらの解決がなにより不可欠です。そこで私たち三菱ケミカルホールディングス(MCHC)は、2050年にめざすべき未来を描いた上で、今抱える社会課題をMCHCの企業理念・価値基準と照らし合わせ、私たちが解決に貢献すべき領域を特定し、6つの成長事業群として定めました。
社会課題解決型の事業群へとポートフォリオを果敢にシフトしていくことで、自らの持続的成長と「KAITEKI」な社会の実現の両立をめざします。

社会課題と事業領域の特定プロセス

1. 社会課題の抽出(MOS)
メガトレンドとSDGsで示された社会課題を企業理念・価値基準と照らし合わせ、当社グループとして解決に貢献すべき社会課題を抽出。
2. リスクの評価
社内外ステークホルダーとの討議を重ね、社会課題の解決に取り組まなかった場合のリスクを定量評価。
3. 社会課題の特定
当社グループが取り組むべき社会課題を特定。
4. 事業領域の特定
特定した社会課題の解決の方向性を見出し、事業領域を特定。

当社グループが取り組む社会課題と事業領域

社会課題 課題解決に向けた当社の貢献の方向性事業領域 事業領域
GHG低減 GHG排出削減・有効活用による気候変動の緩和 GHG低減(エネルギー・モビリティ)
資源管理 素材の循環型社会を実現 炭素循環
食糧・水供給 食糧・水の供給不安の解消に貢献 食糧・水供給
健康いきいき 健康でいきいきと暮らせる社会の実現 医療進化
デジタル 社会システムレベルでの最適化を実現するデータ社会の基盤構築 デジタル社会基盤
安全・安心 安全・安心で快適な暮らしの実現に貢献 人快適化
人・働き方 社会課題の解決に熱意を持つ人が、やりがいを持って働ける場を提供 <人事制度改革>

事業領域 1 GHG低減

温室効果ガスを低減し、気候変動を緩和する。

人の社会経済活動の活発化により、大量に放出される温室効果ガス(Greenhouse Gas=GHG)。これが引き金となり起こる地球温暖化・異常気象などの気候変動は、喫緊の社会課題です。MCHCグループは、GHG排出量削減に貢献するためのソリューションを提供します。

モビリティ軽量化

自動車や航空機の軽量化と電動化、さらには再生可能な原料・材料への転換を通じて、資源・エネルギーの効率的利用と気候変動の緩和に貢献します。

リチウムイオン電池材料

リチウムイオン電池など次世代電池材料開発に取り組むことで、二酸化炭素排出の少ない電気自動車の普及とともに、再生可能エネルギーの活用拡大に貢献します。

事業領域 2 炭素循環

炭素が循環する社会で持続可能な快適さを追求する。

再生可能エネルギーの利用や、人間活動によって排出された二酸化炭素を回収・貯留することで、地球温暖化の抑制をめざす「カーボンニュートラル」という考え方が注目されています。自然へと還元できるプラスチックなど循環可能な素材の開発、石油などの化石資源に頼らない代替エネルギーなど、あらゆる視点で持続可能な快適性をめざします。

生分解性プラスチック

耐熱性や軽量性などプラスチックの特性を保ちながらも、自然へと還ることのできる生分解性を付与することで、環境負荷低減にも貢献します。

水素ステーション

石油燃料の代替として期待の高まる水素燃料の普及拡大に貢献することで、環境負荷が低く、より高品質な資源循環が可能となる社会をめざします。

事業領域 3 食糧・水供給

食糧と水の供給不安の解消に貢献する。

生産された食糧を消費しきれず大量に廃棄する「フードロス」が問題になっている一方で、世界に目を向けると飢餓に苦しむ人、清潔な水の確保すら困難な人も多くいます。食材の長期保存を可能にする部材、効率的な食糧生産をサポートするシステムなどの開発を通して、フードロスの低減に貢献し、世界中全ての人が食糧と水に困らない社会をめざします。

高機能包装材

バリア性に優れた食品包装材等の提供を通じて食品の長期保存を可能にし、安全な保管と流通とともに、フードロスの低減にも貢献します。

陸上養殖システム

水中に酸素を効率良く溶解させ、理想的な酸素量を適正に管理するシステムにより、魚類の生育環境を整え、養殖の生産性向上に貢献します。

事業領域 4 医療進化

健康でいきいきと暮らせる社会の実現へ

世界の全ての人が健康でいきいきと暮らせるようになるためには、医療の進化が必要不可欠です。これまで有効な治療法がなかった疾患の治療を可能にする「再生医療」、適切な医療を、適切なタイミングに、適切な患者さんに届ける「プレシジョンメディシン」など、次世代の医療技術の実現に向けて、研究開発に取り組んでいます。

予防医療

ワクチンなどの医薬品の提供や、セルフメディケーションを通じた疾患予防・重症化予防医療によって、人々の健康維持に貢献していきます。

再生医療

腫瘍化リスクが低く、静脈投与で傷害部位に遊走・生着・分化し、組織を修復、機能を回復する新しいタイプの多能性幹細胞「Muse細胞」で、医療進化をめざします。

事業領域 5 デジタル社会基盤

次世代のデジタル社会を支える。

PC・スマホ・IoT・・・・・・現代社会はデジタル技術に支えられており、これらを次世代レベルへとアップグレードすることが、快適な暮らしへとつながる道であることは間違いありません。より速い通信技術、より高い処理能力を実現する半導体材料やその周辺部材の開発を通して、次世代デジタル社会の基盤構築に貢献します。

半導体ソリューション

先端材料開発と環境負荷低減サービスを組み合わせた半導体関連ソリューションビジネスの提供により、スマート社会の実現と人々の生活の快適性向上に貢献します。

次世代通信関連材料

5G・次世代通信向けデバイスに寄与する高機能部素材の提供や、次世代型製品に対応し得る情報処理技術の高度化を追求し、次世代デジタル社会の実現に貢献します。

事業領域 6 人快適化

安全性と利便性に向き合い真の快適さを生み出す。

真の快適さは、利便性はもちろんのこと、安全性を向上させてこそ生まれます。もっと人の身体に負担をかけない医療部素材を生み出せないか。より安心できる時間・空間のための素材を生み出せないか。日々刻々変わるテクノロジーとともに、あらゆる側面から人がもっと快適になれるためのソリューションを模索しつづけます。

ヘルスケア向け機能材・抗菌剤

人との親和性の高い生体材料による医療、ウイルスから身を守る抗菌剤など、身体の内側・外側の両面から人の快適化へアプローチします。

モビリティ居住空間向け材料

電動化・自動化による高周波遮断や振動・騒音抑制のニーズ、およびコロナ禍等による衛生意識の高まりに対応し、モビリティの価値創出に取り組みます。

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