CIOメッセージ

現在の破壊的変化の中でこそ、
イノベーションが事業の成長と
社会価値創出を牽引します

執行役常務
Chief Innovation Officer
Chief Technology Officer

ラリー・マイクスナー

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変化の中で生じる機会を逃さないために

私たちはこれまで経験したことのない劇的な変化の渦中にいます。2020年の新型コロナウイルスのパンデミック発生以前からも、データサイエンスや生物学などの分野におけるイノベーションのうねりは、すでに社会やビジネスのあらゆる面に変革をもたらしていました。当社グループは、社会の要請に幅広く対応しており、当社の事業はこれらの流れと深く結びついています。その中で生じる機会を逃さないためには、創造力、機敏性、そして自分自身を変える勇気が必要です。

当社グループは、当社のフォーカス市場における次世代事業を早期実現するため、多面的なアプローチでイノベーションに取り組んでいます。例えば、優れた材料特性と生分解性を同時に達成するという難題を解決するために、「BioPBS」という製品を開発しています。また、戦略上重要な窒化ガリウム(GaN)製品市場において、MCHCグループ全体で相互に補完しながら、強固な地位を確立していきます。こうした例が示すように、持続可能な開発と当社グループ各社間の横断的な協業は、「KAITEKI Vision 30(KV30)」の具現化に向けた施策においても、必須の取り組みです。

グループ内のシナジーを最大化し、社会課題解決への貢献を拡大

私が率いる当社の先端技術・事業開発室(ETBDO)では、デジタルトランスフォーメーション、コーポレートベンチャー活動、新規市場開拓といった活動において、事業会社の枠を超えたプラットフォーム機能を確立しました。

シリコンバレーを活動拠点とするDiamond Edge Ventures, Inc.(2018年設立)は、ETBDOベンチャーグループと連携のもと、当社グループ内の事業部と円滑に協力し合い、革新的な複数のスタートアップ企業と戦略的な協業体制を構築しています。一方、ETBDOデジタルトランスフォーメーショングループは、事業部、製造チームおよびR&Dチームと連携することで、短期間での業務効率化の実現をめざすとともに、次世代ビジネスモデルの創出に取り組んでいます。

どちらの場合も、増益は期待できますが、それはめざしている成果の一部にすぎません。パートナーであるスタートアップ企業と同じビジョンを描き、またデジタルトランスフォーメーションというレンズを通して自分たちの事業を見直すことで、より広い観点からイノベーションをめざし社会課題解決への貢献を拡大していきます。

イノベーションは、KAITEKI経営において重要な役割を果たしています。それはMOT指標に具体化され、イノベーションの進捗もそこで管理されます。この破壊的変化の時代において、類まれな成長機会を活かすためにも、グローバルな視点を持ち、継続的にイノベーションを強化し、当社グループ内のシナジーを最大限に活用していきます。

2020年10月(「KAITEKIレポート2020」掲載)

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