イノベーションに関する方針
基本方針
私たちは、国内外の英知を結集して研究開発を強力に推進し、イノベーションを創出することによってKAITEKI実現に貢献します。また、私たちは他者及び自らの知的財産の重要性を認識し、これを尊重します。
研究開発の基本方針
KAITEKI経営3つの基軸の一つであるMOT(技術経営軸)を担っているのが、研究開発(R&D)です。三菱ケミカルグループ(MCG)グループの持続的成長を支える原動力として、KAITEKI実現に貢献するイノベーションを追求しています。
R&Dのターゲットを企業活動の判断基準であるSustainability、Health、Comfortに集約するとともに、事業戦略・知的財産戦略とあわせた三位一体運営を通して、MCGの企業価値であるKAITEKI価値最大化をめざしています。強みである分子設計、機能創出・高付加価値化、加工・デバイス化技術とグループ全体で約4500人を擁するR&D体制をベースに、グローバルな視点での産学官連携を活用しながら、高い競争力の維持とタイムリーな成果を実現します。
知的財産の尊重
活動のグローバル化が進み、マーケットが拡大・複雑化するなか、MCGグループでは、個々の企業がシナジーを発揮し、さらなる成長を図っていくためには、これまで蓄積してきたノウハウ、商標など、事業遂行上の“知的資本”の価値を高め、戦略的に活用していくことが不可欠と考えています。
MCGグループは、新たな技術・製品・サービスの開発を行った場合には、その価値を特許その他の方法で権利化して、法的に保護しています。当社グループの知的財産権を第三者が侵害している場合には、適切な措置をとることとしています。同時に、MCGは第三者の有効な知的財産権を尊重しており、権利を侵害することにならないように事前に十分に調査をして、たとえば、第三者の有効な知的財産権は、代替技術の開発または技術的な回避策を講じることにより使用しない、当該第三者から使用する権利を得るなどの対策をとっています。
また、MCGグループ全体の事業収益の拡大をめざし、グループ各社間で知的財産の相互利用により、競争力の強化、研究開発の生産性向上等を図るなど、グループ各社の知的財産の「協奏」促進に努めています。