グレン・フレデリクソン教授の取締役およびCTO就任について

2014年01月16日 人事情報

株式会社三菱ケミカルホールディングス
 

株式会社三菱ケミカルホールディングス(本社:東京都千代田区、社長:小林喜光)は、このたび、米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)の現職教授であるグレン・フレデリクソン(Glenn Fredrickson)博士のCTO(Chief Technology Officer)・常務執行役員としての起用を決定するとともに、取締役候補者として選任しました。

フレデリクソン教授は、本年4月1日付でCTO・常務執行役員に就任し、同6月下旬開催予定の定時株主総会の承認を得て取締役に就任する予定です。
また、当社は、フレデリクソン教授のCTO・常務執行役員就任に併せ、グループとしてのR&D戦略を立案、実行する「R&D戦略室」を新たに設置します。

フレデリクソン教授は、1984年に米国スタンフォード大学大学院博士課程を修了後、AT&Tベル研究所勤務を経て、1991年にUCSBの化学工学・材料部教授に就任しました。ポリマー科学・技術の国際的権威として、ダウ・ケミカル、DSMを含む化学、素材およびライフサイエンス分野における多くのグローバル企業のコンサルタント/アドバイザーを務めるほか、数々の研究賞・論文賞を受賞し、全米技術アカデミー会員に選出されるなど、その研究業績は広く認められています。

当社グループとは、2001年、UCSBと当社傘下の三菱化学株式会社(東京都千代田区、社長:石塚博昭)がUCSB内に「三菱化学先端材料研究センター:Mitsubishi Chemical Center for Advanced Materials(MC-CAM)」*1を設置するにあたり、フレデリクソン教授がセンター長に就任し、また、2009年からは、当社が設立した株式会社地球快適化インスティテュート*2の取締役所長を務めるなど、従来より同氏からその学識をもとに様々な立場から助言をいただいてきました。
なお、フレデリクソン教授は、当社CTO・常務執行役員就任と同時に地球快適化インスティテュートの取締役所長を辞任しますが、UCSB教授およびMC-CAMセンター長職は継続する予定です。

当社は、今後、フレデリクソン教授のもと、新たに設置するR&D戦略室を通じて、国内外で産学官連携やベンチャーとの提携を行い、それら外部の技術・アイディアと当社固有の最先端技術とを組み合わせる、オープンイノベーションの取組みを推進することにより、KAITEKI実現に貢献する戦略的なR&Dプログラムを実行していきます。さらにR&D戦略室は、当社グループ各事業会社の技術プラットフォームを統合、強化し、グループR&D活動のシナジーを追求することで、新たなビジネスの創出を加速していきます。

以上


*1 三菱化学先端材料研究センター(MC-CAM):2001年に、UCSBと三菱化学がUCSB内に設置した、先端機能材料分野における画期的な新材料、デバイス、加工・解析技術等の研究開発を行う機関。現在の重点研究開発領域は、LED照明、有機薄膜太陽電池および有機光半導体。

*2 株式会社地球快適化インスティテュート:2009年に当社が設立した、21世紀におけるエネルギー、環境およびヘルスケア分野の課題解決を探求する機関。当社グループのこれら課題への対応および新たなビジネスの創出をサポートすべく、戦略および技術プラットフォームの提案を行う。


[本件に関するお問い合わせ先]
株式会社三菱ケミカルホールディングス 広報・IR室
TEL 03-6748-7140

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