トリアセテート繊維「ソアロン®」テキスタイルのGHG排出量が想定可能に
~独自の環境負荷測定プログラム「SOAGREEN™ PROGRAM」をバージョンアップ~

2022/04/25 事業関連

 三菱ケミカルホールディングスグループ(以下、「当社グループ」)は、アセテート繊維「ソアロン®」(以下「ソアロン」)のサステナビリティに関する取り組み「SOAGREENTM PROGRAM」についてプログラムがバージョンアップし、ソアロンテキスタイル各品番のGHG排出量の想定が可能となったことをお知らせいたします。
 
 当社グループは、2020年9月よりソアロンテキスタイル品番毎の環境負荷度の「可視化」を図るために「SOAGREENTM PROGRAM」を立ち上げ、サステナビリティ向上の取組みを進めてまいりました。
 そしてこのたび、ソアロンテキスタイルの品番毎に異なる各工程のリソース(電力・燃料等)の標準条件※1での使用量をシミュレーション算出できるアルゴリズム※2の作成により、GHG排出量想定が立てられるようになりました。これによって工程負荷や改善効果を定量的に把握することができ、ソアロンテキスタイルの環境負荷低減に向け、より効果的な取組が可能となります※3
 また、今回の工程別GHG負荷の定量結果を勘案し、従来の環境負荷度判定の採点配分見直しも同時に行うことといたしました。
 当社グループは今後も、ビジョンとして掲げる「KAITEKI実現※4」に向け、パートナー企業と協働してソアロンのサステナブル価値向上を促進するとともに、循環型社会の構築に貢献してまいります。
 
※1適正LOT等の標準的な生産条件を標準条件として設定
※2アルゴリズムは生産実績値をベースに、標準条件時想定を算出する仕様
※3本プログラムの詳細に関しては、商品ホームページhttps://www.soalon.jp/をご参照下さい
※4「人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていくこと」を表します。詳しくは当社ホームページhttps://www.mitsubishichem-hd.co.jp/kaiteki/をご参照ください


お問い合わせ先
三菱ケミカル株式会社 繊維ユニット 担当者宛
メールアドレス:MCJP-MBX-MCC_SOALON@mchcgr.com

(報道関係の方)
三菱ケミカルホールディングスグループ
コーポレーションコミュニケーション本部
TEL:03-6748-7140
<補足>
■背景
 トリアセテート素材「ソアロン®」は、木材パルプを原料とする半合成繊維で、国内のみならず、海外でもサステナブル素材として注目されています。
 私たちが販売する商材は、各品番とも私たち自身がお客様のニーズに合わせてテキスタイル設計を検討し、作り込み、品質・生産管理を徹底して行ったものです。「糸から染上げテキスタイルに至るまで意志が反映できること」。これは私たちの最大の強みであると同時に、そこでのサステナビリティ向上は大きな責務です。
このため、私たちは「SOAGREENTM PROGRAM」を立ち上げ、環境負荷低減に取組むことといたしました。
 
■SOAGREENTM PROGRAMの特長
・業界に先駆け、テキスタイル品番毎の環境負荷度を可視化するユニークなシステムです。
・既存品番だけでなく試作品であっても評価可能であり、効率的な改善の為の工程設計は勿論、商品開発でもより
環境優位なテキスタイル設計が可能です。
・SOAGREENTM算定値として、GHG負荷を可視化することで、各品番の環境負荷度や改善すべきポイントもより具
体的にお客様と共有できます。※
※個々の算定詳細開示のご希望に関しましては、別途秘密保持契約締結を前提とさせて頂きます。
 
■プログラム概要
・フェーズ1;(20年9月スタート)
フェーズ1では、各ソアロンテキスタイル品番の生産プロセス毎に工程数や水資源効率等に準じた環境負荷レベルを採点評価することで品番毎の環境優位性を等級化し、クラス分けする仕組みを立ち上げました。テキスタイル生産の工程毎に評価することで、課題として改善注力すべきポイントもより明確化されます。
また、お客様の素材選定においても、風合いや色相といった従来の「素材感」切り口だけでなく、クラスや等級といった「環境負荷度」でも評価して頂けます。 参照:https://soalon.jp/news/661.html
・フェーズ2;(21年10月スタート)
フェーズ2ではソアロンテキスタイルの品番毎に異なる工程リソース(糸種構成・電力・燃料等)の標準条件※aでの使用量をシミュレーションできるアルゴリズム※bを作成することで各品番の染上げに至るまでのGHG排出量想定を可能としました。各工程負荷やその改善効果も定量的に把握できる為、より効果的な環境負荷低減への取組みが期待できます。
昨年10月のプログラム更新後、データ検証・見直しや使用に際してのガイドライン作成、現場教育等を継続してきましたが、22年5月開催予定の展示会では、今回のバージョンアップを反映した詳細情報もご紹介する予定になっております。
※a 適正LOT等の標準的な生産条件を前提としたもの
※b アルゴリズムは生産実績値をベースに標準条件時想定を算出する仕様です 
 
     Fig.1 SOAGREENTM PROGRAMでみた各工程でのGHG排出想定量(例)
     Fig.2 生地の品番や染色工程の改良によるGHG削減効果の数値化(例)

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