三菱ケミカルグループ社長 ジョンマーク・ギルソン 年頭挨拶

2023/01/04 その他

 
あけましておめでとうございます。
 
新たな年を迎えるにあたり、昨年のグループ全体の安全に関する素晴らしい結果を称えたいと思います。しかし、安全には継続的な改善が欠かせません。皆さん、これからも安全を常に最優先する決意を新たにしましょう。また、コンプライアンスは、安全と並んで重要な事項です。コンプライアンスを遵守するために、皆さんはこの3つを心に留めてください。声を上げること、問題を隠さないこと、問題が大きくなる前に対処することです。
 
昨年は、私たちにとって、変革の旅の始まりでもありました。皆さんの中には、今は、まさに嵐の中にいると感じている方もいるでしょう。しかし、どのような旅も、最も難しいのは最初の一歩を踏み出すことです。皆さんが数年後に振り返ったとき、2022年は間違いなくグループの大きな転換点だったと感じられると確信しています。急速に変化する世界の中で会社が長期的に成長するため、私たちは困難な課題に正面から取り組んできました。2022年は「有言実行」、新たなビジョン達成のために会社の体制を整える年でした。
 
私たちの戦略は、簡素化、集中、そして成長の3つの言葉に集約されます。簡素化とは、よりスリムな構造を作り、全社共通のプロセスを確立すること。集中とは、注力市場に対してより強い力でリソースを投下すること。そして成長とは、企業の存続には成長が必須という事実を直視し、三菱ケミカルグループの成長を実現させるということです。この新たな年を、成長に向けて正しい道を進んでいることを、市場にも、そして私たち自身にも、証明する年にしましょう。
 
私たちは「KAITEKI」の理念を掲げ、人、社会そして地球の心地よさを持続可能にすべく、高い技術力をもって長期的に取り組んできました。こうした確かな実績のもと、「One Company, One Team」として、これまで以上の成果があげられるものと信じています。
 
変革の物語の主人公は皆さんです。主人公である皆さん一人ひとりに、三菱ケミカルグループの成功に向けて果たすべき役割があります。自身の知識に自信を持ち、互いの意見に耳をかたむけ、オープンマインドを心がけましょう。一人ひとりの異なる意見が、私たちがありたい姿へ到達するための議論に価値をもたらします。安全とコンプライアンスを最優先に、そして失敗を怖れずに。私たちはあらゆる失敗から学び、よりよい解決策を生み出していきます。
 
皆さんの情熱とパワーで三菱ケミカルグループは再び成長軌道に乗り、好循環を生み出せると確信しています。この先100年を超える会社の成功を確実なものにすべく、この旅路をともに歩んでくださる皆さんに感謝します。

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